【3】唐棧織の柄を楽しむ
 名のある柄

 唐棧織の柄には名前があるものとないものがあります。伝統的な柄をもとに、工夫を凝らした様々な柄が生まれました。「鰹(かつを)」は、鰹の背中からおなかにかけての色に似ていることから、この名前で呼ばれています。

鰹(かつを)
鰹(かつを)
赤無し鰹
赤無し鰹(あかなしがつを)
胡麻
胡麻(ごま)
紅葉
紅葉(もみじ)
大鰹(おおがつを)
大鰹(おおがつを)
七々子鰹{ななこがつを}
七々子鰹(ななこがつを)
赤挟み胡麻
赤挟み胡麻(あかばさみごま)
紺地西川
紺地西川(こんじにしかわ)
紺地鰹(こんじがつを)
紺地鰹(こんじがつを)
七々子大鰹(ななこおおがつを)
七々子大鰹(ななこおおがつを)
藍挟み胡麻
藍挟み胡麻(あいばさみごま)
浅葱西川
浅葱西川(あさぎにしかわ)

 「七々子(ななこ)」は柄ではなく、糸を2本ずつそろえた織り方のことです。 「乱立(らんたつ)」は乱立という名のお坊さんが着ていた衣の柄から、こう呼ばれています。

乱立
乱立(らんたつ)
乱立崩し(らんたつくずし)
茶紺(ちゃこん)
三筋(みすじ)
大乱立(おおらんたつ)
水田(みずた)
万両(まんりょう)
文化(ぶんか)
七々子乱立(ななこらんたつ)
赤水田(あかみずた)
清元(きよもと)
オランダ

 「真田(さなだ)」や「黄紅梅(きこうばい)」など、齊藤家独自の柄の呼び方もあります。「五十鈴(いすず)」は2代豊吉氏が作った着物を、女優の山田五十鈴が着たことからこう呼ぶようになりました。

紅唐(べにとう)
天正(てんしょう)
滝縞(たきしま)
金通し(きんとおし)
紅唐紅梅(べにとうこうばい)
目光(めひかり)
棒縞(ぼうじま)
野毛
野毛(のげ)
黄紅梅(きこうばい)
大名(だいみょう)
五十鈴(いすず)
真田(さなだ)