江戸時代の半ばごろまでの読本は、薄青色の表紙に書名を記した紙を貼っただけの無表情なものでした。八犬伝は表紙の図柄に犬の子や、めでたい縁起物などを用いた、凝ったデザインの装丁で発売されました。この『八犬伝』の出版を契機に、やがて華やかなものが主流となっていきます。

中:『南総里見八犬伝』第二輯
右:『南総里見八犬伝』第三輯

中:『南総里見八犬伝』第六輯
右:『南総里見八犬伝』第七輯



他:『南総里見八犬伝』第九輯
江戸時代の半ばごろまでの読本は、薄青色の表紙に書名を記した紙を貼っただけの無表情なものでした。八犬伝は表紙の図柄に犬の子や、めでたい縁起物などを用いた、凝ったデザインの装丁で発売されました。この『八犬伝』の出版を契機に、やがて華やかなものが主流となっていきます。