長年の執筆で眼を酷使したためでしょうか、馬琴は『八犬伝』著述の最中に失明してしまいます。なんとしても『八犬伝』を完成したい馬琴は、長男宗伯の嫁、路女に口述筆記をさせて、『八犬伝』を書き上げます。
難しい漢字の多い八犬伝の代筆は並大抵のことではなく、『八犬伝』の大尾「回外剰筆」には、その血の滲むような苦労が述べられています。お互いに励ましあって八犬伝の巨編が完成したとき、馬琴は74歳になっていました。
![『南総里見八犬伝』 回外剰筆](http://history.hanaumikaidou.com/wp-content/uploads/2020/02/0018-046-01-01.jpg)
![](http://history.hanaumikaidou.com/wp-content/uploads/2020/02/0018-046-01-02.jpg)
長年の執筆で眼を酷使したためでしょうか、馬琴は『八犬伝』著述の最中に失明してしまいます。なんとしても『八犬伝』を完成したい馬琴は、長男宗伯の嫁、路女に口述筆記をさせて、『八犬伝』を書き上げます。
難しい漢字の多い八犬伝の代筆は並大抵のことではなく、『八犬伝』の大尾「回外剰筆」には、その血の滲むような苦労が述べられています。お互いに励ましあって八犬伝の巨編が完成したとき、馬琴は74歳になっていました。