沓方(クツカタ) 辻道(ツジドウ) 池附(イケヅキ) 上長田(カミナガタ) 下長田(シモナガタ) 長田(ナガタ) 尾安(オヤス) 中原(ナカハラ) 須郷(スゴウ) 松ノ下(マツノシタ)
館山湾の第4砂丘列上に位置する農業地域ですが、近年は国道128号沿いに各種営業所が並び、大きく変貌をはじめています。江戸時代初期の里見氏治政下では、里見氏の直接支配地であった北条村の一部でした。享保12年頃から上野原村の名がみられますが、寛永16年に北条村の枝村として成立したといわれます。地名の由来も北条村の内陸部(上手)にある原の呼び名であったと考えられ、上ノ原という書き方もします。正式に分村して独立したのは明治元年頃で、村高は192石余。神社は天神社、寺院はなく、神社横に薬師堂があります。