沼村の内柏崎浦を描いたこの絵図は、元禄地震により隆起した段丘面の開発・利用状況を示す絵図としてすでに知られている。屋敷の立並ぶ道の下にナミウチキワ(波打際)と注記した墨線があり、これが元禄地震以前の汀線とされている。
地震後開発された土地は、新畑・干鰯場・網干場などとして利用され、その上の段丘上に屋敷が並んでいる。住宅にうめつくされた現在の柏崎とはずいぶん違う様子を窺うことができる。栄洗寺下の三叉路に高札場があり、上須賀寄りには領主の保護林である御林もみえる。
沼村の内柏崎浦を描いたこの絵図は、元禄地震により隆起した段丘面の開発・利用状況を示す絵図としてすでに知られている。屋敷の立並ぶ道の下にナミウチキワ(波打際)と注記した墨線があり、これが元禄地震以前の汀線とされている。
地震後開発された土地は、新畑・干鰯場・網干場などとして利用され、その上の段丘上に屋敷が並んでいる。住宅にうめつくされた現在の柏崎とはずいぶん違う様子を窺うことができる。栄洗寺下の三叉路に高札場があり、上須賀寄りには領主の保護林である御林もみえる。