4.国連本部へ

 秋野の協力により完成した虚籟の「綴錦織曼荼羅中尊阿弥陀如来像」は、仏教連合会と、日本仏教鑽仰会によって、第2次世界大戦の犠牲者の冥福を祈り、併せて国際連合の平和努力に対する感謝の意思を表すため、全日本仏教徒の総意として国際連合本部に贈呈されることになった。

 11月13日京都知恩院にて岸信宏浄土門主が導師となり、京都仏教会及び関西仏教学生連盟の主催で約1000名が会同し、厳かに贈呈式が厳修されたのである。