3.館山市見物 海南(かいなん)刀切(なたぎり)神社のかっこ舞(館山市指定無形民俗文化財)

 海南刀切神社のかっこ舞は、毎年7月14・15日の例祭に館山市見物区の人々によって奉納されます。海南刀切神社は刀切大神(なたぎりのおおかみ)を祀る神社です。15日は塩見、浜田、早物の祭礼日でもあり各区の神輿が刀切神社まで渡御してきたといいます。寛政2年(1790)の高山彦九郎の紀行文『北行日記』にも刀切神社の祭礼が、宮城、笠名、大賀、香、塩見も加わる盛大な祭礼であったことが記されています。

写真26-1.海南刀切神社のかっこ舞
写真26-1.海南刀切神社のかっこ舞
写真26-3.ささら
写真26-3.ささら
写真26-2.行列
写真26-2.行列

刀切(なたぎり)・鉈切(なたぎり)神社祭礼の記録

 館山市浜田の船越(ふなこし)鉈切(なたぎり)神社と館山市見物の海南(かいなん)刀切(なたぎり)神社は、県道をはさんで向かい合う場所にあります。「なたぎり」神社の祭礼は旧6月15日におこなわれ、近隣の村々が参加する盛大なものでした。