1.名号
霊巖は阿弥陀如来の名号をたくさん書いて人々に与えた。所縁の寺院にも多く伝来している。また、いつの時代か、阿弥陀信仰とともに霊巖崇拝も盛んになり、一般民衆の需要に応じて、版木刷りの名号も大量に出回ったようである。
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2.一枚起請文(いちまいきしょうもん)
浄土宗を開いた法然上人が、念仏の心の持ちようの要点、極意を300字ほどにまとめたもの。一枚の紙に書かれているので一枚起請文という。自筆のものは、京都黒谷・金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に伝来する。霊巖はこの一枚起請文もたくさん書いていて、県内はじめ、各地の所縁の寺院に名号同様に伝来している。京都、総本山知恩院に伝来するものを除き、大多数の霊巖筆一枚起請文には、「房州山下郡大網村佛法山大巖院開基檀蓮社霊巖雄譽松風上人大和尚」と安房の霊巌であることを物語る署名がある。
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3.花押一覧
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