浄土宗の寺院で、文明3年(1471)の創建と伝えられます。本尊の木造阿弥陀如来立像は鎌倉時代の作で、快慶様の本格的な鎌倉彫刻です。また境内参道脇には、江戸後期の学者で新井出身の新井文山の碑があります。文山は江戸の昌平黌に学び後に館山藩に出仕し、郡奉行などを務めました。その他、江戸後期の館山の俳人伊串歌夕の碑や、明治時代の石彫家俵光石の作品である石造釈迦如来像があります。光石は楠見の出身で、東京美術学校で高村光雲に師事、多くの作品を市内に残しています。
◇交通 日東バス館山航空隊行東電前下車徒歩3分