(19)洲ノ崎海軍航空隊跡(大賀) 

 現在の国立海員学校の校舎は、昭和18年に開設された洲ノ崎海軍航空隊の校舎だったもので、航空兵器整備学生や練習生を教育するための施設でした。学校から笠名にかけては広い演習場になっており、学校の南側に本部がありました。関東大震災の隆起で沖ノ島・鷹ノ島が陸続きとなったところに、昭和5年館山海軍航空隊が開隊すると、以後周辺は要塞地帯となり、香から沼にかけての地域には飛行機用の壕や射撃場をはじめ、航空機部品や弾薬、食料などの倉庫や事務所用の壕が数多く掘られ、現在もその遺構が各所に残されています。

◇交通 JRバス市営住宅前下車徒歩2分