〔富士山の山開きにちなんだ主な行事〕

場所 日時 内容
館山市香・浅間神社 5月31日 早朝 午前5時頃から氏子たちがはだしになって山頂の奥宮に参拝し、富士講中が拝みをあげる。香沖で漁をしている人も参拝に訪れる。
鴨川市天面・浅間神社 6月1日 早朝 午前5時頃から区の人たちが山頂の奥宮に参拝する。
鋸南町大帷子(おおかたびら)・浅間神社 6月30日夜~7月1日朝 神社の世話人が夕方から山頂の拝殿でオコモリし、午前0時になると区の人が参拝に登る。
館山市館山(上須賀(うえすか))・浅間神社 6月30日夜~7月1日未明 上須賀の青年館で祭典をしたあと、午前0時頃に城山山頂の拝殿に参拝する。この時、浜の砂を取ってきて神前に供える。以前はお浜出もした。
白浜町塩浦・浅間神社 6月30日~7月1日 5年に一度の例祭で、6月30日に山開きの祭典をし、氏子たちがはだしでお参りに登る。この日のことをユウヤマといい、翌日はアサヤマという。
千倉町瀬戸・浅間神社 6月30日~7月1日 6月30日はヨミヤといい、神社下の青年間で氏子が集まって飲食する。7月1日は神社の例祭だが、11月1日にも似たような行事をする。
鴨川市打墨(うつみ)・センゲンサマ 6月30日 早朝に山の下のお宮に各自がお参りする。戦前まで講があり、29日に当番の家に集まって、30日の早朝に山頂までお参りした。
千倉町南朝夷(谷(やつ))・浅間神社 7月1日 午前4時頃から区の人が、山頂の宮にお参りする。このとき富士講の人が三つ重ねのお餅を作って供える。
和田町白渚(しらすか)・浅間神社 7月1日 浅間神社例祭で、参道入口の下社(天気がよければ山頂の拝殿)で祭典を行う。
館山市上真倉(戸倉)浅間神社 7月1日 上真倉区戸倉の人たちが、山頂までの2本の参道をそうじする。
千倉町平館(へだて)・センゲンサマ 7月1日 区の人が山頂までの参道をそうじする。
千倉町大貫(小松)・センゲンサマ 7月3日 地元の富士講の人たちが参道を掃除して、当番の家に集まる。山頂には明治7年(1874)の石宮がある。
鋸南町岩井袋(いわいぶくろ)・浅間神社 7月7月に近い土曜日の早朝 早朝に区の人がはだしで山頂まで登ってお参りする。現在は区の例祭日に行うが、元は7月1日の行事。
鴨川市貝渚・浅間神社 7月31日~8月1日 7月31日の午後から翌日の朝まで神社の世話人が山頂の拝殿にこもる。漁をする人を中心に、地元の人が参拝に訪れる。以前は花火をあげるなど賑やかだった。
鴨川市川代・浅間神社 8月1日 昼前に富士講中が山の下のコモリシャに集まって拝みをあげ、各自に持ち寄った昼食を広げて直会をする。正月には山頂の宮にお参りする。
館山市洲崎・洲崎神社 8月21日早朝 アサマイリといって、富士講中が洲崎神社例祭日の午前5時頃に、六根清浄を唱えながら神社の境内まで白装束で登っていき、御三幅をかけて拝みをあげる。