腰越(こしごえ)

下ノ台(シモノダイ) 川田(カワタ) 上ノ台(ウエノダイ) 宇戸沼(ウドヌマ) 兎田(ウサギダ) 川間(カワマ) 六本松(ロッポンマツ) 狐塚(キツネヅカ) 清水尻(シミズジリ) 西ノ下(ニシノシタ) 越沢(コシザワ) 木女(キメ) 崩(クズレ) 御嶽(ミタケ) 北条(ホウジョウ) 松ノ木(マツノキ) 大原(オオハラ) 小谷(オダニ) 下タ川(シモタガワ) 梅田(ウメダ) 長光寺(チョウコウジ)

 古墳時代から集落が発達したところで、付近の田畑で多数の土師器の破片をみつけることができます。現在の腰越青年館の場所には狐塚古墳がありました。この狐塚は鎌倉期に狐の霊を祀ったという信仰があります。また天文3年(1535)には、この付近が里見義堯と里見義豊の激戦のあった古戦場になったともいいます。江戸時代初期の里見氏治政下では里見家一門の正木源七郎が知行し、村高300石余。明治元年には278石余。神社は御嶽神社があり神像3体を祀るほか、境内には台部落にあったといわれる摂社熊野宮があります。寺院は延命院があるほか、現在では廃寺になりましたが木女に円塔院という真言宗の寺院があり、跡地に残る墓地内には「天文」の銘のある比較的大形の五輪塔が1基あります。