(7)峰古墳(山本)

 この古墳は梨畑の開墾中に、首飾りや大刀と思われる鉄片、多数の土器が出土したことから発見されたもので、すでに原形は消滅し、規模も明らかではありませんが、円墳であったということは確認されています。首飾りは勾玉を中心として、小さな勾玉・丸玉・管玉を組み合わせたもので、それぞれ17個・14個・2個が確認されています。なかでも丸玉はガラス製で、玉の表面に2色以上のガラスを熔着して斑文などをあらわしていることから、「トンボ玉」ともよばれるもので、古墳時代の工芸技術を考える上でも大変重要なものです。

◇交通 日東バス鴨川駅行・千倉平館行国分寺前下車徒歩35分