(3)日本刀鍛錬(安布里)

 技術保持者石井昌次(号昭房)氏は、県の無形文化財に指定されています。昭和9年日本刀鍛錬伝習所へ入門。相伝備前の鍛法を研究して、高度な技法を体得し、伊勢神宮・香取神宮・安房神社などへの奉納刀をはじめ、数多くの刀剣を制作しました。石井氏の刀剣は、鎌倉時代中期の備前一文字助真風の重花丁字乱の刃文で、山桜の咲き匂う感じに似た華麗なものです。

◇交通 日東バス鴨川駅行・千倉平館行コミュニティーセンター前下車徒歩10分