(1)舎那院の磨崖仏(大網)

 舎那院は真言宗の寺院で、南方には大日山とよばれる山があります。その凝灰質砂岩の崖面に、高さ196cm、膝張150cmの大日如来坐像(市指定有形民俗文化財)が彫られています。この像は信者によって彫られたもので、信仰の対象として土地の人々の間に民族的な伝承も残されています。磨崖仏は、千葉県内でも数が少なく、極めて珍しいものです。

◇交通 日東バス鴨川駅行・千倉平館行コミュニティーセンター前下車徒歩18分