鶴谷八幡宮

 かつて鏡ヶ浦に面して鎮座していた鶴谷八幡宮は、平安時代の国司が国府に祀った安房国の総社が府中八幡となり、鎌倉時代に海辺だった現在地に移転したと伝えられている神社です。鎌倉の鶴岡八幡宮を模したともいわれますが、戦国時代には里見氏による安房支配の一面を担う政治的な役割がありました。安房地方最大の祭礼が行われるのも、政治的な役割の歴史があったからでしょう。

73.鶴谷八幡宮 明治末~大正前半

73.鶴谷八幡宮 明治末~大正前半
個人蔵