出野尾(いでのお)

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 真言宗の密教道場として繁栄した小網寺を中心とする集落です。寺の周辺には縄文・古墳時代に利用された出野尾洞穴や猿田の祭祀遺跡など、古代の遺跡も多く確認されています。江戸時代初期の里見氏治政下では、里見氏の直接の支配地で、村高は150石余。明治元年には180石余。神社は十二社神社、寺院は朱印地25石の小綱寺があります。また集落の南には、館山城落城にまつわる伝説の地、十三騎塚があります。