大戸(おおと)

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 豊房に数多くある谷の出口に開けた集落で、豊房村の役場はここに置かれていました。平安時代にあった安房国安房郡太田郷は、この大戸付近と考えられ、縄文遺跡や古代祭祀遺跡もある古い地域です。江戸時代は南条村之内大戸村といい、南条の枝村で、明治8年に分離しました。明治元年の村高は296石余。神社は白幡神社、寺院は大円寺があり、境内に勝海舟篆額の「山下楽山先生之碑」があります。