(1)谷遺跡(東長田)

 長田川の右岸河岸段丘上の、海抜25mにある古代祭祀遺跡です。古代の「まつり」が行われた跡で、6世紀末から7世紀前半にかけての須恵器や土師器、手捏ね土器、丸玉・勾玉・有孔円板などの土製模造品が出土しています。明治32年初代豊房村長安西甚右衛門宅地内で発見され、翌年『東京人類學会雑誌』に大野延太郎が報告しましたが、これがわが国における祭祀遺跡の学会報告の最初として知られています。

◇交通 JRバス安房西長田下車徒歩5分