佐野(さの) 

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 佐野川の上流に集落があり、地名のおこりは山間の狭い野(狭野(さの))とも、砂丘から下った砂原(砂野(さの))ともいわれます。下流域は現在では平砂浦を開墾した畑地になっています。江戸時代初期の里見氏治政下では、足軽大頭の里見揚安斎が知行し、村高は207石余。明治元年には296石余になっています。明治20年に佐野小学校が開校し、戦時中には海軍砲術学校も開設されました。神社は熊野神社、寺院は千葉院があります。また佐野川に生息するオオウナギは市の天然記念物に指定されています。