(2)安房神社洞窟遺跡(大神宮)

 安房神社境内にある海食洞窟ですが、昭和7年の発掘調査の結果、人骨22体と貝輪・小玉・弥生式土器などが発見され、最初洞窟住居として使用されたものが、のちに墳墓として利用されたと考えられています。洞窟は全長11m、高さ2m、幅1.5mで、東北部に開口部をもちますが、現在は地表下1mにあります。発掘された成人人骨には抜歯の痕跡のあるものが多く、当時の風習を知るうえで貴重なもので、県の史跡に指定されています。

◇交通 JRバス安房神社前下車徒歩5分