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平砂浦に面した藤原と谷奥の谷藤原の二つの集落からなる地域で、温暖な気候に恵まれて、大正初期から蔬菜の温室栽培が盛んでした。江戸時代初期の里見氏治政下では、廿人衆の本間八郎が知行し、村高は187石余。明治元年には146石余になっています。神社は古俗芸能である獅子神楽を行う藤原神社があり、寺院は室町時代の木造地蔵菩薩像のある藤栄寺と、観音堂があります。また現在平砂浦一帯には南房総国定公園の諸施設が集中しています。