(15)布良砲台跡(布良) 

 幕末には異国船に対する警備が東京湾一帯で行なわれ、房総では文化7年に奥州白河藩が警備にあたって以来、各地に砲台や遠見番所などが築かれています。布良でも海に突き出す岬の地形を利用して、男神山に玉除け土手を築き、3門の大砲が備えられていました。幕府や武州忍藩・備前岡山藩などが立ち替り警備の任につきましたが、安政5年(1851年)の日米通商条約締結の結果、廃止されています。

◇交通 JRバス安房自然村下車徒歩15分