(3)千祥寺(大神宮) 

 真言宗の寺院で、千歳寺と日乗院が合寺されたといわれています。平安時代初め(10世紀後半)に造像された木造如来坐像(県指定)や、南北朝時代の地蔵菩薩像があり、この地域の古い歴史を伺わせます。境内には市指定の七人様供養碑があります。これは天和2年に大神宮村の農民が、領主の旗本河野三左衛門の非法に対し、江戸の奉行所へ訴訟したものの敗訴となり、農民の代表者7人が処刑されたため、七人様と称して供養されているものです。

◇交通 JRバス安房神社前下車徒歩6分