(3)西行寺(船形地区) 

 「光勝山西行寺」という浄土宗のお寺で、本尊は木造阿弥陀如来坐像です。寺伝には、長徳2年(996)恵心僧都が草庵を結び、阿弥陀如来の尊像を刻み安置したことに始まるとされます。また鎌倉時代には、西行法師がここで死んだ妻の「呉葉の前」のために建てた堂を安西三郎時重という者が、改修して西行寺と称したとされます。一説に、天正のころ船形城主安西光勝が大檀那となり、寺を現在地に移したとも言われます。

◇交通 JR那古船形駅下車徒歩8分

西行寺(船形地区)