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もとは川名村といい、昭和29年に館山市と合併したとき、すでに川名の大字が船形地区にあったため西川名と改称しました。平安時代の地名としてある安房国安房郡河曲 (かわわ)郷は当地周辺のことと考えられています。江戸時代初期の里見氏治政下では、廿人衆頭の波多野庄左衛門が知行し、村高は150石余、明治元年には162石余になっています。神社は天保5年の手水鉢がある吾妻神社が山腹に、海岸には厳島神社があります。厳島神社では毎年1月15日に湯立神事が行われます。寺院は持明院と福蔵寺があり、持明院は3石5斗の朱印地をもっていました