(17)小原やぐら(坂井)

 中世の武士層の墓で、鎌倉を中心に三浦半島に分布する墓制で、山裾や山腹に横穴を掘り火葬骨を埋葬したものを「やぐら」と呼びますが、東京湾をはさんで安房にもよくみられるものです。西岬では小原の薬師堂裏の山腹にあり、やぐら内には中世の五輪塔や宝篋印塔の断石が納められています。

◇交通 JRバス小原下車徒歩10分