伊戸(いと)

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 伊戸は海岸部の伊戸と山麓部の根本の二つの集落からなる地域で、戦国時代の大永年間には、古河公方足利高基が家臣の簗田政助に伊戸村を領知として充行っています。江戸初期の里見氏治政下では、里見家の直接の支配地で、村高は372石余。明治元年には534石余になっています。明治7年に円光寺に吉田源兵衛を世話役に伊戸小学校が設置され、同42年には根本に洲崎と伊戸の小学校が合併して西小学校が開校しています。神社は八坂神社と御嶽神社があり、八坂神社には元治元年の狛犬のほか、天保7年の石鳥居や文政6年の手水鉢など、御嶽神社には文化3年の手水鉢・天保9年の燈籠と本殿脇に小滝と呼ばれる滝があります。寺院は里見氏の時代に6石の寺領をうけた円光寺のほか、真浄院があります。