歴史のあけぼの 

 黒潮の流れの真只中に突出した房総半島に、人間が姿を現すのは30,000年以上も前のことです。石を打ち欠いただけの石器を使用し、狩猟にあけくれていた時代から縄文土器という世界最古の土器文化を形成します。

 さらに米作りを覚え安定した生活ができるようになり、やがて豪族が誕生し安房にもいくつかの古墳がつくられるようになります。国の制度が徐々に整い律令体制のもと安房国分寺がおかれ、館山は安房国の政治・経済・文化の中心となります。