達磨・鍾馗・為朝・犬張子などは、疱瘡を退治してくれるキャラクター。それらに囲まれた子どものように元気に回復してくれることを願ったもので、「疱瘡養生草」には疱瘡になったときの注意事項も書かれている。これらはみな赤で摺られており、疱瘡見舞いの品として贈られていた。
2.疱瘡絵「達磨と風車」
国立歴史民俗博物館蔵
「かるすぎて 寝た事のない だるまよりじっとして居ぬ この風車」
3.疱瘡絵「達磨と竹馬」
国立歴史民俗博物館蔵
「竹馬の 友だちどうし遊びつつ寝もせでまめに おきあがり小法師」
4.疱瘡絵「子どもと達磨と犬張子」
国立歴史民俗博物館蔵
「張秡の 達留磨も犬も疱瘡の見舞にかるき 手遊びにして」
5.疱瘡絵「為朝・鍾馗・達磨・富士」
国立歴史民俗博物館蔵
「為ともの 弓張上ヶる富士よりも正気でかるく おきる朱だるま」