9.の絵は、はしかの厄払いを桃太郎に託したもの。8.の絵は疱瘡の神(右)と麻疹の神(左)が相撲をとり、熊胆斎角院という医者が行司の役を務めている。熊胆(くまのい)は麻疹にきく薬として知られていた。安房地方でも「疱瘡は見目定め、麻疹は命定め」といわれ、麻疹のほうがより命にかかわる病として恐れられた。
![8.錦絵「はしかの養生」(文久2年)](http://history.hanaumikaidou.com/wp-content/uploads/2020/02/0017-007-01-01.jpg)
8.錦絵「はしかの養生」(文久2年)
国立歴史民俗博物館蔵
![9.錦絵「はしかの厄払」(明治6年) 国立歴史民俗博物館蔵](http://history.hanaumikaidou.com/wp-content/uploads/2020/02/0017-007-01-02.jpg)
9.錦絵「はしかの厄払」(明治6年)
国立歴史民俗博物館蔵
9.の絵は、はしかの厄払いを桃太郎に託したもの。8.の絵は疱瘡の神(右)と麻疹の神(左)が相撲をとり、熊胆斎角院という医者が行司の役を務めている。熊胆(くまのい)は麻疹にきく薬として知られていた。安房地方でも「疱瘡は見目定め、麻疹は命定め」といわれ、麻疹のほうがより命にかかわる病として恐れられた。
8.錦絵「はしかの養生」(文久2年)
国立歴史民俗博物館蔵
9.錦絵「はしかの厄払」(明治6年)
国立歴史民俗博物館蔵