房陽神風隊

 戊辰戦争で新政府軍が関東へ進軍してくると、旧幕府方の兵などが流れ込み、安房地方も不穏な情勢となった。土地の人々の不安を解消するための治安維持部隊として、手力雄神社(館山市)の神主石井石見を中心に結成されたのが房陽神風隊。慶応4年(1868)9月に東征軍の大総督府の許可を得て活動した。そのメンバーには強い勤皇思想を持った山本村の高木周岱次男をはじめ、布良村(館山市)の川上恭順・犬掛村(南房総市)の池田玄碩・白子村(南房総市千倉町)の石井俊庵らの医師が参加していた。

150.神風隊同志人名録(慶応4年)   石井昌道氏蔵

150.神風隊同志人名録(慶応4年)  
石井昌道氏蔵

151.神風隊袖印  石井昌道氏蔵

151.神風隊袖印 
石井昌道氏蔵

152.神風隊鑑札   石井昌道氏蔵

152.神風隊鑑札  
石井昌道氏蔵