馬医書

 馬の病に対処する薬方の医書も写し残されている。『馬医次第』は西長田村(館山市)の鈴木八郎右衛門が天和3年(1683)に記録したもの。医療知識のある人が馬などの治療のための知識も得ていたことがわかる。『仲国秘伝集』は平安時代にはじまる桑島流馬医術を伝えるもので、戦国時代の末に奥州伊達家に仕えた桑島仲綱の本から写されたもの。

68.急用馬之薬方(『海国兵談』抜書)   菊井義朝氏蔵

68.急用馬之薬方(『海国兵談』抜書)  
菊井義朝氏蔵

69.『馬医次第』写本(天和3年)   島田純一氏蔵

69.『馬医次第』写本(天和3年)  
島田純一氏蔵

71.『仲国秘伝集』写本   菊井義朝氏蔵

71.『仲国秘伝集』写本  
菊井義朝氏蔵