館山病院

 明治21年に東京帝国大学医科大学本科を卒業した汐入村(南房総市豊岡)の川名博夫(1947没)が、館山町有志の要請により同24年(1891)に開設した。呼吸器病の転地療養地として注目され始めていた館山で、結核治療のための安静大気療法を取り入れて名声を博すようになり、関東大震災後は院内庭園を整備して近代的な療養施設を備えるとともに、専門分科の病院に拡大していった。川名家は汐入村の名主家であった。

174.館山病院設置連名簿(明治24年)  館山病院蔵
174.館山病院設置連名簿(明治24年)  館山病院蔵
175.川名博夫東京帝国大学医科大学卒業証書(明治21年)   館山病院蔵

175.川名博夫東京帝国大学医科大学卒業証書(明治21年)  
館山病院蔵

176.館山病院案内(昭和12年)  館山病院蔵

176.館山病院案内(昭和12年) 
館山病院蔵

176.外気グラウンド風景 <館山病院案内より>

176.外気グラウンド風景
<館山病院案内より>

177.館山病院正門 <館山病院絵葉書>(昭和初期)  館山病院蔵

177.館山病院正門
<館山病院絵葉書>(昭和初期) 
館山病院蔵