明治10年(1877)、長尾藩士であった東誠一(1920没)が那古観音下の寺町に開院した病院で、入院施設を持つ安房で最初の近代病院であった。誠一は蘭方医佐々木東洋に学んで、同9年の公立千葉病院の創設に参加し、教師として県内各地の医学講習所で従来の村医者たちに新しい医学教育を行った。
170.那古病院図
<『日本博覧図千葉県後編』所収>(明治29年)
当館蔵
明治10年(1877)、長尾藩士であった東誠一(1920没)が那古観音下の寺町に開院した病院で、入院施設を持つ安房で最初の近代病院であった。誠一は蘭方医佐々木東洋に学んで、同9年の公立千葉病院の創設に参加し、教師として県内各地の医学講習所で従来の村医者たちに新しい医学教育を行った。
170.那古病院図
<『日本博覧図千葉県後編』所収>(明治29年)
当館蔵