動物を描いた小さな絵馬には病気平癒を願った願掛けが多い。蛸を描くのは吸盤で腫れ物やいぼを吸い出してほしいという願いであり、牛を描くのは、牛が食べる草(クサ)を瘡(カサ)にかけたもので、きれいに直してほしいという願いである。「め」という文字は眼病の平癒を祈ったもので、薬師如来に奉納されることが多い。もちろん霊験があるという評判の神仏のお守りも定番。
13.「蛸図」小絵馬
遣水薬師堂
14.「め図」小絵馬
遣水薬師堂
15.「牛図」小絵馬
遣水薬師堂
16.疱瘡除守札
当館蔵