新しい神々の出現

 縄文時代は、男女の性差や生業や「いのり」、「まつり」を介して明確にわかれ、宗教が社会生活を支える重要な役割を果てしていた。

 ところが農耕社会にはいると、家族の自立にはじまる人びととの間の支配・被支配の関係が芽生えだし、弥生人の精神生活に強く「政治」が反映されてくる。