コラム(5) -鉄製模造品と子持勾玉-

 鉄製模造品の模倣(もほう)する種類は石製模造品とほぼ同じで使われた時期は先行している。実用品のミニチュアであることが特徴で、一部古墳にもみられるが祭祀遺跡からの出土が多い。マミヤク遺跡の5世紀中頃から後半にかけての祭祀跡では、鉄製農工具と鉄製模造品は姿を消している。

 子持勾玉(こもちまがたま)は名のとおり、大きめの勾玉の背や腹・側面などに、小さな勾玉が付けられた石製品。ほとんどが滑石(かっせき)製で、古墳や祭祀遺跡からのほか、単独でみつかる例も多い。5世紀から6世紀にかけて使われた祭具。

13.木更津市マミヤク遺跡出土遺物

13.木更津市マミヤク遺跡出土遺物
  子持勾玉