神社の境内(けいだい)、あるいは旧社地と伝えられる地から祭祀(さいし)遺物が発見される例は多く、袋畑(ふくろはた)遺跡も式内社(しきないしゃ)「后神天比理乃咩命(きさきのかみあめのひりのひめのみこと)神社」の論社(ろんしゃ)(参照)である洲宮(すのみや)神社の旧社地にあります。そこは、現在の洲宮神社の南側にある魚尾(とお)山と呼ばれる丘陵の上で、手捏(てづくね)土器と土製模造品(鏡形・有孔円板(ゆうこうえんばん)・勾玉(まがたま)形・丸玉形)が出土しています。
29.□館山市洲宮・袋畑遺跡出土遺物
29.□館山市洲宮・袋畑遺跡出土遺物
土製模造品
(以上、館山市洲宮神社蔵)