古墳時代に墓として利用された海蝕洞穴(かいしょくどうけつ)は、ほかに鋸南(きょなん)町大黒山(だいこくやま)海蝕洞穴と、館山市の鉈切(なたぎり)洞穴、そして北下台(ほっけだい)海蝕洞穴があります。大正時代には航路標識が建てられており、北下台は海から遠めに目立つ小丘であったのかもしれません。この洞穴からは、土師器(はじき)・須恵器(すえき)と銅釧(どうくしろ)・瑪瑙(めのう)製の勾玉(まがたま)・碧玉(へきぎょく)製の管玉(くだたま)が出土しています。
1=大寺山洞穴 2=北下台洞穴
21.館山市北下台出土遺物
土師器(11)
21.館山市北下台出土遺物
須恵器(12)
21.館山市北下台出土遺物
銅釧(10)
21.館山市北下台出土遺物
瑪瑙勾玉(9)
21.館山市北下台出土遺物
碧玉管玉(8)
以上:東京国立博物館蔵 Image:TNM Image Archives Source:http://TnmArchives.jp/